bitFlyer HDがトークン発行支援のBOBGと提携、幅広い上場目指す

暗号資産取引事業やブロックチェーン開発などを手がけるbitFlyer Holdings（HD）とシンガポールを拠点にする暗号資産関連企業のBOBG PTE. LTD.は10月21日、業務提携したと発表した。日本のブロックチェーンプロジェクト発展を目指し、幅広いトークンの上場を目指して協業する。

暗号資産を軸とする自律分散型経済圏の拡大を受け、bitFlyer HDは同領域を「Ｗeb3の核心」ととらえている。傘下の暗号資産取引所bitFlyerは、業界の自主規制団体である一般社団法人、日本暗号資産交換業協会の規則にのっとった形で、トークンを発行して資金調達するIEO（イニシャル・エクスチェンジ・オファリング）事業への参入を表明している。

BOBGがサポートする日本のブロックチェーンプロジェクトにとっても、コミュニティーが気軽に暗号資産を売買できるサービスを提供する暗号資産取引所の存在は、インベスターの拡大やトークンの国内波及に欠かせないファクターであることから、協業につながった。BOBGが発行を支援したブロックチェーンプロジェクトのトークンを、bitFlyerが国内上場させることを想定している。その先のグロースに向けても、さまざまな施策を検討していくという。

BOBGは、人気ブロックチェーンゲーム「My Crypto Heroes」の開発、運営メンバーにより2021年に立ち上げ。日本発ブロックチェーンプロジェクトのグローバル進出支援を目的に、トークンの発行から運用、管理、暗号資産取引所上場まで幅広く手がけている。