Animoca Brands、日本市場活性化へコインチェックとの連携強化

香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)は10月4日、暗号資産取引サービス「Coincheck」を展開するコインチェックとの戦略的パートナーシップを強化すると発表した。両社は2020年から提携している。

Animoca Brandsはブロックチェーンゲームメーカーとして、IP(知的財産)やコンテンツ開発を担い、コインチェックは日本市場でのディストリビューターとコミュニティー創出を行うという。コインチェックが運営するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」でAnimoca Brandsやグループ企業、出資先プロジェクトのNFTを戦略的に取り扱い、日本市場での流通によってプロジェクトの活性化を目指す。

すでにCoincheck NFT(β版)では、Animoca Brands傘下のNFTゲーム「The Sandbox」内の仮想の土地「LAND」や、人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などを手掛けるYuga LabsとAnimoca Brandsによる新しいメタバースプロジェクト「Otherside」内の仮想の土地「Otherdeed」のNFTが取り扱われている。

コインチェックは1月、The Sandboxで所有するLANDに2035年の近未来都市をコンセプトにしたコニュニティー拠点「Oasis TOKYO」を設立するプロジェクトに着手。7月にはOthersideでも、メタバースの都市「Oasis MARS」を制作する取り組みを始めており、Animoca Brandsとの協業の幅を広げていた。