日本円ステーブルコインJPYC、最低購入額など引き下げ

日本円連動ステーブルコイン「JPYC」が、最低購入額とギフト券交換額の引き下げを行った。最低購入額は従来の1万JPYCから3000JPYCになり、各種ギフト券への交換は1口5000JPYCから100JPYC単位に変更された。

JPYCは日本で初めての、ブロックチェーン技術を活用したプリペイド式の日本円ステーブルコイン。ステーブルコインとは、日本円やアメリカドルなどの法定通貨と値動きが連動するブロックチェーン上の通貨のことで、ビットコインやEthereum(イーサリアム)といった暗号資産よりも値動きの幅が非常に小さいことが特徴。JPYC はEthereum、Polygon(ポリゴン)、Gnosis(グノーシス)、Shiden Network(紫電ネットワーク)、Astar Network(アスターネットワーク)、Avalanche(アバランチ)に対応している。またJPYC自体を、VISA加盟店やキャッシュレス決済のPayPayなどで使えるプリペイドギフト「Vプリカギフト」などとも交換もできる。

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JPYCを発行、運営するJPYC社によると、NFTなどの取引の際の手数料が安価ながらも、国内の暗号資産業者では取り扱いの少ないPolygonの入手にJPYCを発行するケースが多いという。2022年8月には発行額が13億円を超えている。

価格の引き下げは、9月26日に実施したアップデートと合わせての実施。この更新により、JPYCの購入時間なども最短10分に短縮されている。

また、これまでPolygon対応のJPYC購入時に特典になっていた、Polygon使用時の手数料の通貨「MATIC」も、従来の0.1MATICから0.05MATICに変更になる。

JPYCは資金決済法上は「自家型前払式支払手段」の支払い手段で、商品券やギフト券など同じ扱いになる。8月には、使用可能な場所が拡大される第三者型ライセンスへの申請を行っており、今後も決済手段としての価値向上や対応ネットワークの拡張を目指すという。