米男子ゴルフのPGAツアーとNFTプラットフォームAutograph、新プラットフォーム構築で提携

2022/09/21

米男子ゴルフのPGAツアーは9月19日、NFTプラットフォームのAutographとNFTプラットフォームを構築する契約を結んだと発表した。ツアーの映像やデータ、画像など、競技に関するデジタルコレクティブを扱うものになるという。

Autographは、米プロフットボールNFLバッカニアーズのスター選手、トム・ブレイディ氏らが共同創業し、アスリートや有名人のNFT作成や販売を行っている。2021年7月のサービス開始以来、ブレイディ選手のほか、ゴルフのタイガー・ウッズ選手、テニスの大坂なおみ選手などを起用したNFTコレクションを提供。4月には、米スポーツ専門局ESPNと提携し、ブレイディ選手のドキュメンタリーシリーズ「Man in the Arena: Tom Brady」をベースにした初のNFTコレクションも発売している。また1月には、1億7000万ドル(約244億5000万円)を資金調達している

新しく立ち上げるプラットフォームでは、PGAツアーの参加選手や現在のシーズン、アーカイブなどから名シーンを取り上げたNFTを作成、販売する。NFTの所有者へはプログラム特典のほか、ツアー会場での限定イベントなど、幅広いリワードを提供するという。

プラットフォームは、23年初めにローンチする予定。PGAツアー最高法務責任者兼ライセンシング担当EVPのLen Brown氏によると「世界で最も才能あるゴルファーとスポーツの歴史における彼らの役割を強調するデジタルコレクティブル」になるとのこと。「ファンとゲームや選手との距離を縮める方法を常に模索していた。Autographチームとともに、ゴルフファンの未来を築くことに興奮している」と述べている。