暗号資産で資金調達のアイドルグループ、総合プロデューサーに秋元康氏

2022/09/20
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新しいアイドルグループの創造を目指すオーバースは9月16日、暗号資産で資金を調達する「ブロックチェーン技術とメタバースによる活動領域の拡大」をコンセプトにした新規アイドルグループの創造プロジェクトの総合プロデューサーに、AKB48や乃木坂46などの人気アイドルグループを手がける秋元康氏が就任したと発表した。秋元氏にオファーするもようは、テレビ東京系の情報番組「日経スペシャル カンブリア宮殿」でも8日に放送された。

同プロジェクトでは、トークンを発行して資金調達をするIEO(イニシャル・エクスチェンジ・オファリング)で原資を得て新規アイドルグループを立ち上げ育成する。楽曲のリリースやコンサート、イベント開催などの従来のアイドル活動のほか、ブロックチェーン技術を活用したデジタルグッズの提供や、リアルでは実現できないようなメタバース内でのアイドル活動を展開する。トークンの保有状況によるファン特典なども構想しているという。

IEOは2023年初めに行い、同年春にメンバーを募集、選考し、秋ごろのお披露目を予定。冬ごろにはデビューと、メタバースの始動を目指す。オーバースは「本プロジェクトを成功に導くためには総合プロデューサーが大きな鍵となると認識し、人選について鋭意検討していたが、秋元康氏以外はないであろうという結論にいたった。秋元氏には本プロジェクトの趣旨を粘り強く説明し検討していただいた結果、引き受けていただけることになった」とコメント。秋元氏の指揮で新規グループの具体的な活動に関する企画や運営を行うほか、同プロジェクトでの資金暗号資産の発行も担う。