9月20日は「NFT Day」、Dapper Labsが世界各地で記念イベント開催

2022/09/20

「NFT」という言葉が初めて登場した日を記念し9月20日を「NFT Day」として、ブロックチェーン開発企業のDapper Labsが、世界各地やオンラインでイベントを実施している。日本でも同日、東京・大手町で「NFT Day Celebration – Japan」が開催されている。

2017年の9月20日、Dapper Labsの最高技術責任者Dete Shirley氏が「ERC-721規格」の論文を発表。ERC-721は「Non-Fungible Token」の雛形で、略称である「NFT」もその論文内で初めて使用された。そのためDapper Labsは同日をNFTの日として掲げ、米シカゴや印ムンバイ、コルカタ、仏パリ、カナダのバンクーバーなど世界各地で記念のイベントを行う。

イベントでは、NFT分野の専門家や人気プロジェクトのマネジャーなどが登壇し、後援やパネルディスカッションを行う。NFT Day Celebration – Japanでは、ブロックチェーンを利用して蒸留酒の樽管理サービスを行う「Unicask(ユニカスク)」の共同創業者クリス・ダイ氏や、ブロックチェーン開発企業のHashPalette最高経営責任者(CEO)の吉田世博氏、ブロックチェーンを用いたオンライン展覧会などを開催しているAnique代表取締役の中村太一氏などが登壇する。

Dapper Labsは18年に創業。米プロバスケットボールリーグのNBAと提携したトレーディングコレクションNFT「NBA Top Shot」などを運営しており、「バスケットボールの神様」と称えられる元NBA選手で実業家のマイケル・ジョーダン氏なども投資している。7月には香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)が設立した、分散型自律組織(DAO)「Open Metaverse Alliance for Web3(OMA3)」への参加も明らかにしていた。