イーサリアムの大型のアップデート「マージ」完了 マイニングの報酬ゼロに
西沢 裕子
2022/09/16
暗号資産のイーサリアムは9月15日、大型のアップデート「マージ」を完了した。従来のPoW(プルーフ・オブ・ワーク)からPoS(プルーフ・オブ・ステーク)へ、ネットワークのアルゴリズムが移行する。
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2015年のイーサリアムのローンチ以来、最も重要なアップデートになる。現行の「メインネット」と、今後アルゴリズムのコンセンサス形成を行う「ビーコンチェーン」が統合。PoWにはマイニングによる電気の大量消費などの課題があるが、PoSは保有期間や量によって報酬が決まるため、環境負荷は軽くなるという。これまではマイニングの報酬が1日に1万3000イーサ発生していたが、PoS への移行により0になる。
そのため、1日のイーサの新規発行量のステーキング報酬は1600イーサへと現状。消費電力も、従来の1パーセント以下に削減される。
マージ後も、ユーザーが支払う取引手数料の「ガス代」は軽減されない。また、マージはネットワークの容量を増やす目的のアップデートではないため、トランザクションの処理能力も変化はないという。
一方、従来のPoWを保持させるため、ガバナンスグループ「EthereumPoW」が、イーサリアムチェーンを分岐させている。分岐させたEthereumPoWの新しいチェーンと、その暗号資産「ETHW」は、マージの完了から24時間以内のリリースを予定しているという。
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