プロフィルNFT「Doodles」が約78億円調達　音楽とゲーム事業展開

NFTスタートアップのDoodlesは9月13日、ベンチャーキャピタルのSeven Seven Sixなどから5400万ドル（約78億円）を資金調達したと発表した。企業評価額は約7億ドル（約1000億円）に達している。

投資には、Acrew Capital、FTX Ventures、10Tホールディングスも参加。調達した資金は、音楽とゲーム分野のNFT事業展開に充てるという。

Doodlesは2021年設立し、NFTコレクション「Doodles」を手がけている。SNSのプロフィル用途に発行されたコレクションで、100種類の特徴に基づいたパーツを組み合わせ、同じNFTは存在しない。NFT情報サイト「NFTPriceFloor」によると、1万枚のコレクションの総価値は約1億2100万ドル（約173億円）と評価されている。日系人DJのスティーブ・アオキや米人気歌手のジャスティン・ビーバーなどが、DoodlesのNFTを保有している。

Doodlesは、NFTの保有者が10万ドル（約1400万円）までNFTを商業使用することを許可している。作品の保有者や派生作品のクリエーターを、イラストレーターとして採用。6月には歌手のファレル・ウィリアムスを最高ブランド責任者に迎えている。

Doodlesの最高経営責任者（CEO）であるJulian Hoguin氏は、「音楽のNFTは、Web3.0を人々に紹介する方法である」と述べており、コロンビアレコードと共同で、半年以内に音楽NFTプロジェクトをリリースする予定。またゲームのNFTは、暗号資産ではなくクレジットカード決済への対応を視野にいれているという。