PUMAがメタバース「Black Station」 現物と交換可能なNFTスニーカーなど披露

2022/09/12

スポーツ用品大手の独PUMA(プーマ)は9月7日、初のメタバース「Black Station」のリリースを発表した。米ニューヨークで開催されているニューヨーク・ファッション・ウイークの、「Futrograde」のショーの一環。実物の限定版スニーカーと交換できるNFTスニーカーなどを展示する。

Black Station内には忠実に再現したロビー空間など、3つのポータルを設ける。ベンチャー企業のFTRと共同で開発し、3D制作ツール「Unreal Engine 5」を活用して構築した。2つのポータルでは、プーマが最近展開したばかりのNFT 「Nitropass」と連動したNFTスニーカー「Nitro NFRNO」と「Nitro Fastroid」が公開。3つめのポータルは「NYファッションウイークのメタバースファッションショーへの入り口」として機能する。

Nitropassを生成したユーザーは、2つのNFTを受け取ることができるとのこと。1つは現物のスニーカーと関連するもので、もう一つは選んだシューズに関連した体験ができるものという。NYファッションウイークのFutrogradeのショーの後、ユーザーが製品に割り当てられたNFTを「バーン」すると、現物のスニーカーを受け取ることができる。スニーカーは数量限定で販売する。

PUMAは1月、メタバースに関連する商標登録を申請。バーチャル空間で使用できる衣類やバッグ、スポーツ用品などのアイテムのリリースや、アバターやキャラクターの制作に関するもので、メタバースへの参入をうわさされていた。