デジタルガレージ、Web3.0企業対象のインキュベーションプログラム実施

インターネットビジネス支援のデジタルガレージは9月8日、Web3.0業界を対象としたグローバルインキュベーションプログラム「onlab web3」を始めると発表した。同日から10月3日まで、参画を希望するスタートアップ企業を募集している。

「Onlab(Open Network Lab)」は2010年にスタートし、のべ30回以上のプログラムで、上場企業やユニコーン企業を含む150社以上のスタートアップを輩出してきた日本のアクセラレータープログラムの草分け。今回行うonlab web3では、そうしたノウハウや、デジタル領域での事業開発実績を生かして、各種メンタリングや出資検討の機会を提供する予定という。また、デジタルガレージのネットワークを通じて、海外スタートアップの参画や、日本発Web3.0スタートアップの海外進出をサポートする。

国内スタートアップ向けの「Born in Japan〜事業を磨き世界へ〜」と、海外スタートアップの「Unlock Japan〜海外から日本へ〜」をコンセプトに実施する。メンターには、デジタルガレージ取締役などを務める伊藤穣一氏、香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)共同創業者のYat Siu氏、アーティストのスプツニ子!氏、Offline Ventures創業者のジェームズ比嘉氏らが参加。メンタリング以外にも、デジタルガレージのグローバルWeb3.0コミュニティーへの参加や、コワーキングスペースの利用権などが提供される。

伊藤氏は、onlab web3の実施に際し「非中央集権型の世界で自由にコミュニティーを構築し、誰もが “join” できる『web3』がもたらす社会変革は、これからの民主主義や資本主義のインフラとなる可能性を秘めている。社会的な意味のある未来を創っていくためには、今、さまざまな人たちが参画することが重要」とコメントしている。

対象は、現時点での活動実績があり、以降も事業継続を予定しているWeb3.0領域のプロジェクト、またはビジネスに取り組む個人と法人。