シンガポールの政府系投資会社Temasek、Animoca Brandsに出資と米報道

香港を拠点とするWeb3.0企業Animoca Brands(アニモカブランズ)による1億ドル(約138億円)の資金調達に、シンガポールの政府系投資会社Temasek(テマセク)が参加すると、米ブルームバーグ通信が8月30日に報じた。Temasekは転換社債によって資金調達するという。

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Animoca Brandsは1月に約3億5900万ドル(約491億円)7月には7532万ドル(約104億円)を資金調達している。Animoca Brandsの日本の戦略的子会社であるAnimoca Brands株式会社(Animoca Brands KK)も8月26日、三菱UFJ銀行から2250万ドル(約31億円)を調達したと発表したばかりだ。

ブルームバーグの記事では、8月18日に掲載された、Animoca Brands共同創業者Yat Siu氏へのインタビューを紹介。昨秋から続く、価格下落による「暗号資産の冬」を利用してデジタルトークンなどを買い集めようとしていると明かし、トークンの二次取引による収益化が市場に受け入れられるかに2〜3年後の株式公開がかかっていると伝えている。

Animoca BrandsとTemasekは、ブルームバーグの取材に対し、コメントを拒否している。また日本時間の31日午後2時、両社の公式サイトなどでの発表は行われていない。