FacebookとInstagramでNFT投稿が可能に

米Metaは8月30日、運営するSNS「Facebook」と「Instagram」の両方で、ユーザーが所有するNFTを投稿できる機能を始めた。デジタルウォレットを一度、どちらかのアプリケーションにつなげば、両方でデジタルコレクションを共有できる。

Metaは2021年10月、メタバース領域へ注力するため、旧Facebookから社名変更している。最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏は5月、InstagramでのNFT対応を試すと告知。6月からはFacebookでも、導入テストが行われていた

日本をふくむ100カ国・地域では8月4日から、NFTをInstagram上の投稿としてシェアできる機能が提供されている。5月から米国の一部クリエーターなどを対象にテスト導入していた機能で、投稿された作品には画面がきらめくようなエフェクトがつき、説明文などの公開情報が表示されるほか、作者(クリエーター)と所有者(コレクター)が自動でタグ付けされる。5月のテスト導入では、どのユーザーでも閲覧可能なものの、シェアできるアカウントは限られていた。

8月5日の発表時点では、利用できるサードパーティーのデジタルウォレットはRainbow、MetaMask、Trust Wallet、Coinbase Wallet、Dapper Walletの5つで、Phantomも近日対応予定とのことだった。対応するブロックチェーンはEthereum、Polygon、Flowの3種類で、Solanaにも対応予定だという。