NFTの分割売りプラットフォーム「Fractional」が約27億円調達 社名もTesseraへ変更
NFTの分割売りプラットフォーム「Fractional」を提供しているTesseraは8月18日、ベンチャーキャピタル(VC)のParadigmなどから2000万ドル(約27億円)を資金調達したと発表した。
Fractionalは、NFTをイーサリアムブロックチェーンのトークン規格「ERC-20」として分割して発行し、所有権も共同で持つことができるプラットフォーム。人気NFTプロジェクト「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」「CryptoPunks(クリプトパンク)」などの高額なNFTも、分割にすることで権利を所有することができる。2021年にローンチし、ユーザー数は7万人以上を超える。
資金調達にはParadigmのほか、Focus Labs、Uniswap Labs Ventures、E Girl Capital、Yunt CapitalLausなどが参加。Keyboard Monkey、DC Investorなど50人以上の多様なエンジェル投資家も参加している。
また、資金調達とともに、FractionalからTesseraへの社名変更も公表した。あわせて、既存のSNSなども新ブランディングとコンテンツに切り替える予定。今後は、クリエーターやビルダー、コミュニティーリーダーによって生み出されたコレクティブオーナーシップ体験をキュレーションすることに重点を置くとのこと。今後数カ月の間に、友人や見知らぬ人とオンラインでNFTを所有するための新しい展開を目指す。
Tesseraは「中央のゲートキーパーに意思決定や行動を代行してもらうのではなく、誰もが自分の価値あるものを集団で所有し、統治する機会を持てるような世界を築く手助けができればと」とコメントしている。
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