LINE 、Move to EarnのNFTゲーム「STEPN」と開発で提携 日本向けサービス提供へ

2022/08/10

LINEの暗号資産事業やブロックチェーン関連事業を展開し、4月に社名をLVCから変更したLINE Xenesisは8月9日、歩いたり走ったりすることでトークンを稼ぐことができるスマホアプリゲーム「STEPN(ステップン)」を運営するFind Satoshi Lab Limited (Find Satoshi)と、LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」上でのSTEPN開発に向け覚書を締結したと発表した。STEPNの日本ローカライズに向け、技術面とビジネス面で協力する。

LINEは18年、ブロックチェーンの研究、開発を行う「LINE Blockchain Lab」を設立。LINE Blockchainの開発などを手がけ、同ブロックチェーンを基盤にした暗号資産「LINK」の発行や、暗号資産取引サービスの「LINE BITMAX」「BITFRONT」、ユーザーがLINEアカウント一つで手軽にNFTなどを管理できるウォレット「LINE BITMAX Wallet」などを提供している。22年4月には、LINE BITMAX WalletでLINE Blockchain基盤のNFTマーケットプレイス「LINE NFT」を立ち上げている。

STEPNは、運動することで暗号資産やNFTを稼ぐ「Move to Earn」形式のNFTゲームで、2021年12月にリリースされてから、日本でも人気が高まりつつある。3月2日には世界最大の暗号資産取引所「Binance(バイナンス)」でガバナンストークン「GMT」の売り出しを始め、7月15日時点のグローバルユーザー数は450万人、グローバル月間アクティブユーザー(MAU)は300万人を超えている。

LINE Xenesis最高経営責任者(CEO)林仁奎(イム・インギュ)氏は「グローバルにおいてWeb3.0の代表的な事例を作り、日本でも高い人気を誇るSTEPNと協力できることを大変うれしく思う。国の垣根を超えた今回の協業により、新しいシナジーを生み出し今後もユーザーの一番近くでブロックチェーンの新しい価値を提供していきたい」とコメント。STEPN 共同創業者 Yawn Rong(ヨーン・ロン)氏は「日本は、STEPNの最も重要な市場の一つでもあると考えている。今後も取り組みを継続していき、日本のユーザーにさらにWeb3.0の世界を楽しめる機会を提供していきたい」と述べている。

同提携に、SNS上では「LINE のプラットフォームにライト層向けのお手軽なSTEPNが入ってくると、日本国内で定着する可能性がグッと高くなる」「いろんな人がMove to Earnや暗号資産に触れるきっかけになるといい」という歓迎の声が上がっている。

一方で、STEPNは7月から、「規制を対応するため」と中国でのサービス提供を停止。STEPNのユーザーへSTEPNをかたる詐欺へ注意も喚起している。中国政府は暗号資産の関連サービスの規制を強めており、4月には中国銀行業協会などが共同で、NFT投資の「隠れたリスク」について警告する声明を発表。NFTの取引には過剰な投機やマネーロンダリングなどの金融リスクが潜んでおり、消費者の利益保護や業界の健全さ維持のために、NFTを金融商品のような資産とみなすべきではないと主張している。