Move to Earnアプリ「Sweatcoin」のSweat Economyが約17億円調達

2022/08/01

ヘルス&フィットネスアプリ「Sweatcoin(スウェットコイン)」を運営するSweat Economyは7月28日、1300万ドル(約17億2000万円)を資金調達が完了したと発表した。調達した資金は、Web3事業拡大に充てられる。

【関連記事】
歩いて稼ぐゲーム「STEPN」とは?
STEPNが火付け役「Move to Earn」ゲームとは?仕組みと主要ゲーム5選
Move to EarnのNFTゲーム「STEPN」中国での提供7月より停止

投資会社のSpartan Capitalや、Electric Capital、OKX Blockdream Ventures、Swissborg Ventures、GSR Venturesなどが投資に参加した。Sweat Economyは2015年に設立。Sweatcoinは運動することで暗号資産などを稼ぐことができる「Move to Earn」形式のアプリで、ユーザー数は全世界で1億人以上という。

Sweatcoinではユーザーが日々、歩いたり走ったりした歩数に応じてインセンティブのコインが入手でき、商品やデジタルサービスの購入、チャリティーへの寄付などに使うことができる。2022年1~3月だけで、7000万ドル(約92億円)相当以上のサービスが交換されたとのこと。

Sweat Economy は資金調達で、Web3活用や拡大を目指し、Sweatcoinでのより多くのインセンティブも提供も視野に入れる。独自の暗号資産「SWEAT」の発行イベントを9月12日に予定しており、ユーザーが保有するコインはSWEATとマッチングされるとのこと。同日以降は、ユーザーの1日に歩いた最初の5000歩はSWEATに変換され、それ以上の歩数は従来通りコインとしてためられるようになる。

今後は、SWEATを入手できるWeb3のイベントやキャンペーンを行うほか、NFTサービスや提供予定。またSWEATへの変換を望まないユーザーは、コインのままためることもできるとのこと。

Sweat Economyの共同設立者であるOleg Fomenko氏は「調達は、10億人をWeb3に導くというSweat Economyの目標を実現する上で重要な役割をはたすと確信している。この分野での深い経験と、スタートアップ企業への投資と支援で強力な実績を持つ投資家グループと提携できることをうれしく思っている」とコメントしている。