コインチェック、Yuga Labsの「Otherside」にメタバース都市「Oasis MARS」制作

2022/07/28

暗号資産取引サービス「Coincheck」を運営するコインチェックは7月27日、人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などを手掛けるYuga Labsの新しいメタバースプロジェクト「Otherside」に、メタバースの都市「Oasis MARS」を制作するプロジェクトを始めたと発表した。Oasis MARSに参加するメタバースクリエーターやコラボレーションパートナーも同日より募集している。

Othersideは、Web3.0に対応したmetaRPGのゲームフィールドで、NFTゲーム「The Sandbox」などオープンメタバースやNFT関連の企業やプロジェクトを傘下にもつ香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)と共同で4月にサービスを開始。BAYCやYuga LabsのNFTコレクション「Mutant Ape Yacht Club(MAYC)」などのキャラクターを、3Dのゲームキャラクターとしてメタバース内で使うことができる。Othersideの仮想の土地「Otherdeed(NFT)」はローンチ初日に購入希望者が殺到し、販売予定の5.5万区画が当日中に完売。コインチェックは5月末に、Otherdeed(NFT)の取得、6月から提供しているNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」でOtherdeed(NFT)を販売していた

コインチェックは現在、メタバース内の都市開発を行うプロジェクト「Oasis」を展開し、メタバースとNFTを掛け合わせた新たな顧客体験やデジタル経済圏の創造に手掛けている。1月から人気NFTゲーム「The Sandbox」で2035年の近未来都市とコンセプトにしたコミュニティー拠点「Oasis TOKYO」を制作、3月からはVRプラットフォーム「Decentraland(ディセントラランド)」で、同じく2035年の都市をコンセプトにし神社仏閣など日本の古都を連想させる街並みを構築する「Oasis KYOTO」の制作を行っている。

Oasis TOKYOとOasis KYOTOでは4月、サイバーパンクSFをテーマとしたジェネラティブNFTプロジェクト「NEO TOKYO PUNKS(ネオトーキョーパンクス)」とのコラボレーション企画を発表。Oasis MARSでも、さまざまなクリエーターやアーティストなどのパートナーとコラボレーションしながらプロジェクトを進めるという。