GMO NIKKOが「GMOメタバース ラボ」発足 Web3時代のメタバース関連ビジネスを支援

インターネット広告代理事業を展開するGMO NIKKOは、7月27日、企業や自治体におけるメタバースでの事業拡大や新しい体験の提供をサポートする「GMOメタバース ラボ」を発足したとを発表した。

今後Web3で起こる新たなマーケティング課題やビジネス課題の解決に向け、ブロックチェーン技術を活用し各種Web3サービスに関する調査・分析を行うという。

また、メタバース空間上でのプロモーション企画、メタバース空間の制作や企画・デザイン・ディレクション、店舗ビジネス向けのメタバースEC構築支援など、メタバースを活用したビジネスの立ち上げ・展開をサポートする各種ソリューションも提供する予定。

「GMOメタバース ラボ」発足の背景は、店舗ビジネスを展開する企業や自治体が、次世代の顧客接点や販売手法としてメタバースを活用しつつあることによる。

GMO NIKKOは、デジタルマーケティングを主とするインターネット広告事業を展開し、2021年からはNFTマーケットプレイス「Adam byGMO」の認定代理店を務めている。こうした各事業の知見・ノウハウを組み合わせ、メタバースで企業・消費者への新たな価値を提供するとしている。

メタバース関連ビジネスをサポートするサービスは増えつつある。例えば今年7月には、VRを活用した商業施設のコンサルティング事業を行うタッグが、専用機材やアプリが不要でスマートフォンやタブレット、パソコンから利用できるVRの都市型バーチャルモール「TUG MALL」のトライアル版のオープンを発表

法人向けのメタバース構築サービスでは今年6月、スマホゲームなどを手がけるグリー子会社のREALITYが、法人向けメタバース構築ソリューション「REALITY XR cloud」の新サービス「REALITY World」を始めた。バーチャルライブ配信アプリ「REALITY」の「ワールド」機能を法人向けに提供している。