代々木アニメーション学院、UCOLLEXなどと協力し「フルリモート校」開校
西沢 裕子
2022/07/13
アニメ・マンガや声優育成の専門学校の代々木アニメーション学院は7月12日、授業をすべてオンラインで行う「フルリモート校」を開校すると発表した。授業はアーカイブ視聴もできるため、時間を問わずに学べるほか、バーチャル空間で自身のアバターを使い、学生同士の交流や部活動なども楽しめるという。
フルリモート校は、全国に10校舎8学部27学科を設ける代々木アニメーション学院の11番目の「校舎」として開校する。対象になるのは、NFT アート学部NFTイラスト科とリモート学部アニメーター科/マンガ科の2学部3学科。フルリモート校単独の授業だけではなく、全日制学科と同じ授業もオンラインで受講できる。
授業はライブ配信視聴のほか、アーカイブ視聴も可能。講師への質問や作品の添削もオンラインで完結するため、ライフスタイルに合わせて自由に学べることが特徴という。週に1回リモートで個別面談を実施し、日々の学習サポートや、学習の進捗状況を確認しながら作品の添削指導などを行う。
またブロックチェーン製品開発のモノバンドルやNFTプラットフォームの「UCOLLEX(ユーコレックス)」、メタバース用アバター作成スマホアプリ「MakeAvatar」を提供するGugenkaなどが協力。授業以外にも休憩時間に、バーチャル空間で学生同士の交流を図ったり、作品の展示を行ったりできる。学院祭や全校でのライブドローイングなどのイベントもオンライン参加や観戦ができる。
オンライン体制の整備により、高校や大学に通いながらや働きながらの学習が容易になるほか、遠隔地に居住したままの進学が可能になるという。2年次からは全日制への編入にも対応している。
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