OpenSea共同創業者AtallahCTOが退任「0から1の作業に戻る」

大手NFTマーケットプレイス「OpenSea」の共同創業者で最高技術責任者(CTO)のAlex Atallah氏が7月2日、8月に退任すると自身のTwitterで明らかにした。新たな事業に乗り出すとみられるが、退任後も役員として引き続き経営には関わるという。

Atallah氏は同日に「New beginnings」と題したブログも公開。まだNFTの市場規模の小さかった創業当初から、2021年初めに始まった爆発的なNFTブームを経た現在までの経緯を振り返った。当初はAtallah氏が技術分野に限らず各部門の責任者を兼任してきたが、現在はさまざまな役職のすべてに適任者を配置できていると言及。それぞれの部門のリーダーたちとの出会いや人柄、エピソードを明かし「OpenSeaを正しい方向に構築し、成長させ続けてくれることを確信している」と感謝を示した。

OpenSea の成長を見届けたことで、自身の一番の情熱という「0から1を生み出す作業に戻る準備が整った」と明かしたAtallah氏 は、7月30日をもって退任予定。少なくとも1カ月は休暇を取り、何もしないで過ごすという。その後はまた暗号資産の世界に戻り「新たなことを始めるのを楽しみにしている」と述べた。

OpenSeaは1月、新たなCTOにNadav Hollander氏が就任。7月には、Marko Iskander氏がエンジニアリング担当副社長に就いている。

OpenSeaはAtallah氏と現最高経営責任者(CEO)のDevin Finzer氏が創業。世界最大級のNFTマーケットプレイスで、アクティブユーザーは月間20万人を超える 。21年11月には、米老舗オークションハウスのクリスティーズと提携し、クリスティーズのNFTアートコレクションを取り扱っている。4月からはSolana(ソラナ)ブロックチェーンへの対応を始めた

一方で、NFTの盗用や偽作問題、フィッシング詐欺被害などが報じられることもあった。6月には、元従業員が暗号資産としては初のインサイダー取引で米司法省に起訴されている。