メタバースの未来議論するMVJサミットにAnimoca BrandsのYat Siu氏ら登壇

2022/07/07

業界や企業の垣根を越えてメタバース領域の最先端の情報などを共有し、Web3.0時代に日本の力を世界に解き放つハブとなることを目的とする「一般社団法人Metaverse Japan(MVJ)」は、メタバースの社会実装に向けた課題や未来を議論するカンファレンス「Metaverse Japan Summit 2022 (MVJサミット)」を7月14日に開催する。セッションには、香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)共同創業者のYat Siu氏らが登壇する。

3月に設立されたMVJは、国内外のメタバースやNFT、Web3.0業界などの有識者を招き事例などをディスカッションをする定例勉強会の開催や、ARやVR、分散型自律組織(DAO)などの複数のワーキンググループを立ち上げ定期的な会員間のコミュニケーションと学びの場を提供している。業界や業種を越えてメタバース領域について学ぶイベントなどを開催し、ガイドラインの整備や提言も予定している。

MVJサミットでは、MVJの理事やアドバイザーを中心に、今後のデジタル経済圏のフロンティアであるメタバースの社会実装に向け、日本の成長戦略や課題、ビジネスや社会にどう取り入れるべきかを議論する。「日本経済」「アーティストエンパワーメント」「ルールメイク」「ビジネス」「地方自治体」「テクノロジー革命」など、メタバースと関わる多岐にわたる領域でセッションを行う。

メインセッションには「Web3メタバースが拓く新しい日本のデジタル経済」をテーマに、衆議院議員で元内閣府副大臣の平将明氏、PwC Japan合同会社マネージング・ディレクターでMVJ代表理事の馬渕邦美氏、一般社団法人渋谷未来デザイン理事・事務局長で MVJ代表理事の長田新子氏が登壇。同じく「Web3メタバースが生み出すアーティストエンパワメント」には、メタバース関連企業HIKKYの最高執行責任者(COO) / 最高品質責任者(CQO)でMVJアドバイザーのさわえみか氏、東証グロース上場のIT企業カヤックのメタバース専門部隊 事業部長 / カヤックアキバスタジオ、チーフオフィサー(CXO)でMVJアドバイザーの天野清之氏、VRアーティストのせきぐちあいみ氏、長田氏が登壇する。

また「メタバースが拡張する地方自治体」をテーマにしたセッションには大阪大学グローバルイニシアティブ機構招へい研究員などを務める佐久間洋司氏、「Web3メタバースのグローバルアップデート」にAnimoca BrandsのSiu氏、「メタバースにおけるテクノロジー変革2030」にVRサービス事業を手がけるハコスコ 代表取締役で最高セキュリティー責任者(CSO)の藤井直敬氏が参加するほか、多数のセッションが用意されている。

会場は東京の渋谷ストリームホールで、オンライン配信あり。