double jump. tokyoが「Metamask」と提携  新ウォレット開発へ

2022/07/06

ブロックチェーン技術を⽤いたNFT事業⽀援を行うdouble jump.tokyo(ダブルジャンプトーキョー)は7月6日、暗号資産ウォレット「MetaMask(メタマスク)」を提供するConsenSysと戦略的パートナーシップを締結したと発表した。新しいWeb3.0ゲーミングウォレットの開発に取り組む。

ブロックチェーンゲームは特にアジアで急速に普及しているが、ゲームを始めようとするプレーヤーにとってウォレットの開設と接続の複雑さは課題だった。double jump.tokyoのブロックチェーンゲーム開発の専門知識を、MetaMaskを通じて活用し、課題の解決を目指す。ゲーム特化型ブロックチェーン「Oasys」での最適なWeb3.0ゲーミングウォレットを開発する。

ウォレットの設定からゲームのエコシステムまで、より適切なエンドツーエンドの体験を可能にすることで、ブロックチェーンゲームのマスアダプション化に向けた第一歩を期待するという。シームレスなネットワーク切り替えやデジタル資産の自動認識、取引状況と履歴のシンプルな視覚化など、ブロックチェーンゲームのプレー体験の向上にも重点を置く。

またdouble jump.tokyoは5日に、コーポレートベンチャーキャピタル(CVC)「double jump.ventures」を立ち上げ。事業シナジーが見込まれるWeb3.0領域の国内外の有力プロジェクトに対し、協業パートナーとして事業投資する。ブロックチェーンゲーム開発などの既存事業の強化だけではなく、投資先支援を通じて新規領域での事業創出を目指す。

投資対象はシード期からシリーズA期ステージのプロジェクトで、株式とトークンへ資金提供する。double jump.tokyoのリソースやネットワークを活用し、事業成長も支援する。

double jump.tokyoはこれまでも、ブロックチェーンゲームのグローバルパブリッシングや独自トークンの発行などを行うBOBG PTE. LTD.や、NFTサービス開発会社のCryptoGames 、NFT関連事業を手がけるmicroverse、世界最大級のブロックチェーンゲームギルド「Yield Guild Games(YGG)」の日本国内の事業などを担うYGG Japanなどに出資していた。