Animoca Brands KK、講談社などと「攻殻機動隊」ほかWeb3.0で世界配信

2022/06/24
©1995士郎正宗/講談社・バンダイビジュアル・MANGA ENTERTAINMENT

香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)の戦略的子会社、Animoca Brands株式会社(Animoca Brands KK)は6月22日、講談社と共同で、士郎正宗氏原作のSFコミック「攻殻機動隊」のアニメーション映画化作品「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」と真島ヒロ氏原作のファンタジー漫画「FAIRY TAIL」を、Web3.0の技術を活用して世界展開すると発表した。米ニューヨークで23日まで開かれていた世界最大規模のNFTイベント「NFT.NYC2022」に出展した。

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次世代クリエイター向け NFT プラットフォームを展開するUCOLLEX、香港を拠点にするNFTプラットフォームとマーケットプレイスを運営するMADWORLDとの4社で共同展開する。NFT.NYC2022へはMADWORLD、UCOLLEXと3社で、「コミック・アニメ・カルチャー in Web3」のテーマで共同出展した。

「GHOST IN THE SHELL / 攻殻機動隊」は、講談社の「週刊ヤングマガジン」掲載のSFコミック「攻殻機動隊」を原作に、押井守監督で1995年にアニメーション映画化。西暦2029年の高度に発達したネットワーク社会を舞台に、多発するコンピューター犯罪やサイバーテロなどに対抗するため結成された非公認の超法規特殊部隊「公安9課(通称「攻殻機動隊」)」の活躍を描く。「FAIRY TAIL」は、魔導士ギルド「妖精の尻尾(フェアリーテイル)」に 所属する主人公・ナツと彼の仲間達が、さまざまな依頼や事件を通し、互いの絆を深め成長していく物語で、テレビアニメはこれまでに70以上の国・地域で放送、配信されている。

MADworldのチーフマーケティングオフィサーであるPhillip Tran氏は「『攻殻機動隊』と『FAIRY TAIL』のテーマや構成、ビジュアルは、クリエーターや開発者にとって現在でも通用するものであり、時代を超えた傑作。 私たちはメタバース構築やコミュニティー活動に積極的に投資ししているが、この作品は常にその活動のインスピレーションになっている。Web3で世界に提供できることを光栄に思う」とコメントしている。4社は今後も、世界中に数多くのファンを持つ漫画やアニメ作品のWeb3.0技術を使った世界展開を行うという。