ETH下落は「啓発のチャンス」 PolygonCEO、NYで語る【NFT.NYC】

Polygon Studiosの最高経営責任者(CEO)ライアン・ワイアット氏

Polygon Studiosの最高経営責任者(CEO)ライアン・ワイアット氏は21日、ニューヨークで開かれている「NFC.NYC2022」のメインイベントに登壇した。Ethereum(イーサリアム)相場の下落について「現在は、啓発のプロセスだ」として、マーケットや関係者が学ぶチャンスという見方を示した。


同CEOは講演の冒頭、「(相場の乱高下は)従来の市場が時々、経験したきたことだ。そして、常に力強く回復してきた」という見方を示した。問題を解決していくことで、透明性が増し、より成熟したマーケットを形成するチャンスだという。

ゲーム市場全体についても、「これまで人々は、ゲームに何十億ドルもの金をつぎ込んできた。でも、そこには純然たるオーナーシップや権利がなかった。それをブロックチェーンゲームが変えていく。ゲーム業界をひっくり返すシフトになるだろう」(同CEO)と発言した。そのためには、未だにない優れたゲームと優れたゲームエクスペリエンスを生むべきだとした。

同社は年初、4億5000万ドルの資金調達に成功したほか、複数のゲームハウスを買収した。ブロックチェーンゲームには、「数億〜数十億ドル規模」(同CEO)の投資をしているという。「Derby Stars」「Wild Card」などのハイエンド・メタバースゲームをリリースしたばかりで、今後もハイエンド版に集中していく。


一方、Web3インフラプロバイダー、MoonPayの共同創業者兼CEO、イヴァン・ソト-ライト氏もイーサリアムの下落について、次の見解を示した。「今の現象は、『いつか来た道』だ。重要なのは、Web3に至るインフラを築くことだ。第1にコントロールすること、第2にオーナーシップを持つことが肝心だ。自らのアイデンティティとデータ、資産、そして通過をコントロールしていくべきだ」


同時に「NFTのコンテンツを拡充していくにはかなりの時間がかかる」として、NFTの世界は始まったばかりだという見解を示した。

津山 恵子(つやま・けいこ)・プロフィール
ニューヨーク在住ジャーナリスト。
東京外国語大学卒、1988年共同通信社入社。福岡支社、長崎支局、東京経済部、ニューヨーク経済担当特派員を経て2007年に独立。Facebook(現Meta)のマーク・ザッカーバーグ最高経営責任者(CEO)、Instagram 創業者ケビン・シストロム氏、ノーベル平和賞受賞者のマララ・ユスフザイ氏、YouTube共同創業者スティーブ・チェン氏、作曲家の坂本龍一氏、ジョン・ボルトン元米大統領補佐官、ジャシュ・ジェームズ米DOMO創業者などの著名経営者を単独インタビューしてきた。著書に「モバイルシフト」(アスキーメディアワークス)、「よくわかる通信業界」(日本実業出版社)など。日本外国人特派員協会(FCCJ)正会員。

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