仏ラコステがWeb3.0展開「UNDW3」立ち上げ、ブランド象徴するNFT発売

2022/06/15

フランスのファッションブランドLACOSTE(ラコステ)は6月14日、Web3.0エクスペリエンス「UNDW3(アンダーウォーター)」の立ち上げを発表した。第1弾として同日から、ブランドを象徴するワニが水面に顔を出しているNFT画像を販売している。

NFTやラコステのファン、ポップカルチャー愛好者をつなぐことで、異なるコミュニティーと文化の橋渡しを目指す。UNDW3の始動に先立ち6日には、交換や交流、共創といった共同体験の一環として専用Discordサーバーを設置。登録者は開始から48時間で3万人を超えたという。

NFTの販売数は、ブランド創始者のルネ・ラコステ氏が開発した、ブランドを代表するポロシャツ「L1212」にちなんで、1万1212個を用意。価格は1つ0.08 ETH。NFTの購入者には、協働コミュニティーのラコステWeb3.0ユニバースへのアクセス権が付与される。ラコステのエコシステムへのアクセスや、コレクター限定の共同開発商品の購入など、デジタルとリアルの両方で特典があるとのこと。

ラコステのブランド最高責任者のキャサリン・スピンドラー氏は、UNDW3を「Web3.0が推し進める分散化の潮流に乗るという、ラコステの意思を表すもの」と説明。「この領域に対する当社の意欲の証しであり、ラコステの独創性と前衛性を映し出す体験型でインタラクティブな共創的ユニバースの提供により、ラコステコミュニティーの連帯とカルチャーの結束を促す、ラコステブランドの影響力を物語っている」と述べている。

ラコステは3月、人気サンドボックス型ビデオゲーム「Minecraft(マインクラフト)」とコラボレーション。Minecraft内にブランドの価値観を投影した「Croco Island」を制作したほか、ゲーム内でキャラクターが着用できるウエアやアイテムコレクションを発売していた。