コインチェック、6月15日からYuga Labsのメタバース「Otherside」の土地販売

暗号資産取引サービス「Coincheck」を運営するコインチェックは、提供しているNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」で、人気NFTコレクション「Bored Ape Yacht Club(BAYC)」などを手掛けるYuga Labsの新しいメタバースプロジェクト「Otherside」の仮想の土地「Otherdeed(NFT)」を6月15日午後3時頃から販売する。コインチェックは5月末に、Otherdeed(NFT)の取得と発売を発表していた。

Othersideは、WEB3.0に対応したmetaRPGのゲームフィールドで、NFTゲーム「The Sandbox」などオープンメタバースやNFT関連の企業やプロジェクトを傘下にもつ香港のブロックチェーン企業Animoca Brands(アニモカブランズ)と共同で4月にサービスを開始。BAYCやYuga LabsのNFTコレクション「Mutant Ape Yacht Club(MAYC)」などのキャラクターを、3Dのゲームキャラクターとしてメタバース内で使うことができる。ローンチ初日のOtherdeedの販売では購入希望者が殺到し、販売予定の5.5万区画が当日中に完売している。

販売するOtherdeed

決済は暗号資産のETHに対応。価格は3~3.5 ETHの予定。

Coincheck NFT(β版)は2021年3月にサービス開始。21年末には、コインチェックがThe Sandboxで保有している仮想の土地「LAND」のNFT374個を販売している。また5月には国内の暗号資産取引業者として初めて、The Sandboxの独自の暗号資産「SAND」の取り扱いに対応している。

1月には、コインチェックが保有するThe SandboxのLANDに、2035年の近未来都市「Oasis TOKYO」の制作を、3月にはVRプラットフォーム「Decentraland(ディセントラランド)」で保有するLANDに、2035年の近未来都市「Oasis KYOTO」を制作するプロジェクトを始めたと発表。ともに22年の一般公開を予定している。またOasis TOKYOとOasis KYOTOでは、サイバーパンクSFをテーマとした日本発のジェネラティブNFTプロジェクト「NEO TOKYO PUNKS(ネオトーキョーパンクス)」とのコラボレーション企画も計画している。

コインチェックは、22年中をめどにナスダック上場を予定。実現すれば日本の暗号資産取引業者では初となる。