「Coincheck NFT(β版)」がJoyfaのNFTスニーカー取引開始

2022/06/07

暗号資産取引サービス「Coincheck」を運営するコインチェックは6月9日午後3時ごろから、提供するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」で、デジタルファッションハウス「Joyfa」が提供するNFTスニーカーの取引を始める。

Joyfaは”Bring Joy To Fashion” (ファッションに新しい楽しさをもたらす) を掲げ、最先端のAIやCG、NFT技術を基に、デジタルのファッションのエコシステムを開発している。日本の著名ファッションデザイナー「TOMO KOIZUMI」のラッフルドレスのデジタル化などを手がけており、2022年6月には、iOSアプリのローンチも予定している。

Coincheck NFT(β版)で取り扱うのは、JoyfaのオリジナルブランドNFTスニーカー「Diamond Walk 1 -Vitamin Color」「Blue Steps 1 」で、すでに合計50足が販売されている。動画ファイルとMayaやUSDZの3Dデータが付随しており、今後リリース予定のARアプリ上ではデジタル上での着せ替えやInstagram連携による画像の投稿などができるようになるという。

Diamond Walk 1 -Vitamin Colorは、「ダイヤモンドと歩く楽しさ」がブランドコンセプトの「Diamond Walk」のコレクションの中でも特に華やかな色合いで、ダイヤモンドが敷き詰められたデザインとビタミンカラーが印象的な作品。発行数は20。

Blue Steps 1は古代ギリシャの哲学者エンペドクレスの「すべての物質は水・火・空気・土の4つの元素から構成されている」という説からヒントを得て生まれたブランド「Genso」の最初の作品で、水を表現している。発行数は30。

販売するのは、Ethereum(イーサリアム)上で発行されているNFTのみ。Polygon(ポリゴン)上で発行されている、Diamond Walk 1のBlack、White、Cherryは対応しない。

Coincheck NFT(β版)は2021年3月にサービス開始。10月にはテレビ朝日メディアプレックスとNFT事業で連携し、同社が保有するデジタルコンテンツなどを活用したNFTのCoincheck NFT(β版)での取り扱いなどを発表している。またコインチェックは3月、マネックスグループの完全子会社Coincheck Group B.V.(CCG)と米ナスダック上場の特別買収目的会社(SPAC)Thunder Bridge Capital Partners Ⅳ, Inc.などと事業統合契約を締結。22年中をめどにティッカーシンボル「CNCK」としてナスダックへの上場を発表した。実現すれば日本の暗号資産取引業者では初となる。