バーチャル技術のAww 「STEPN」で稼ぎながら採用面接

2022/06/07

バーチャル技術を活用したコンテンツ開発を行うAwwは6月6日、歩いたり走ったりすることでトークンを稼ぐことができる「Move to Earn」形式のスマホアプリゲーム「STEPN(ステップン)」を利用した採用選考面談を実施したと発表した。AwwによるとMove to Earnの仕組みを取り入れた面接は世界初のとのこと。

STEPNはSolana(ソラナ)ブロックチェーン上に作成され、NFTのスニーカーを入手して運動することで暗号資産やNFTを稼げるNFTゲーム。2021年12月のリリース以降、日本でも人気が高まりつつある。3月2日には世界最大の暗号資産取引所「Binance(バイナンス)」でガバナンストークン「GMT」の売り出しを始め、4月1日時点のDAUは20万人を超えている。

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採用選考面談では、来社時にSTEPNを持って、オフィスの周りを歩きながら志望のきっかけや将来やりたいことなどについて質疑応答を行った。STEPNのNFTスニーカーには「Runner」「Jogger」「Walker」の3種類があり、それぞれ報酬を得るために最適な、動く速度が決まっている。面談時に使用したスニーカーは「Jogger」だったため、時速4~10kmの速度に収まるよう、早歩きで実施したという。

(実際の様子:左・候補者/右・面接官)

STEPNの活用は、開放的な屋外でのコミュニケーションにより応募者の人柄をより深く知ることができるのではと考えたためとのこと。STEPNを使った面接は、応募者の希望がありエントリー時にメッセージで伝えれば、引き続き実施する予定。

Awwは、バーチャルヒューマンを用いたNFT、メタバースの関連事業に力を入れており、4月には、VRプラットフォーム「Decentraland(ディセントラランド)」を使って、メタバース空間での採用選考面接を実施している。今後の採用でも、最新のサービスを積極的に取り入れていきたいと考えているという。