東京理科大学、メタバースで異分野交流イベント7月開催

東京理科大学は、理工学部が主催の異分野交流イベント「メタバースで『創域』の可能性を探る~VRChatで異分野交流を~」を、7月8日に行う。ソーシャルVRアプリ「VRChat」上で開催する。

2023年4月より理工学部の名称が「創域理工学部」に変更することに先がけ、「創域」の活動の一環として実施。「創域」には「横断的・学際的な共創を通じて理学と工学の新しい領域と価値を創造する」という意味が込められているという。

イベントは、新しい技術を楽しみながら「創域」の可能性を探り、メタバースやVRの可能性を体験して、分野を超えた新しいつながりを作ることをコンセプトにしているとのこと。理工学部在学生や学内教授のほか、ソニーの家庭用ゲーム機「プレイステーション」に関するハードウエアやコンテンツ、ネットワークサービスの開発などを手がけるソニー・インタラクティブエンタテインメント(SIE)、ICTシステムなどの構築を行う内田洋行、DX支援企業のTAM、科学技術振興機構などが後援するVRC理系集会の、さまざまな専門分野の有識者が参加する。

研究施設での地震実験や火災実験の3D映像をVRChat内へ配信し、リアルと双方向のコミュニケーションの実施や、SIEの提供するデジタルとリアルを融合するロボットトイ「toio(トイオ)」の研究や教育における今後の可能性の紹介などを行う。それぞれの研究をメタバース上で共有することで、新たな価値の創出機会となることを目指す。

メタバースに興味があり体験したい人や、理工学部の研究内容を知りたい高校生、新たな研究者とのつながりを求める人なども参加対象。定員は35人で参加費は無料。参加にはVRヘッドセットが必要だが、持っていない参加者には大学側で用意するという

大学や研究機関によるメタバースへの取り組みは、東京大学や京都大学、熊本大学などが、VRやARシステムなど開発や運用を手掛けるイマクリエイトと共同で、VRを活用した医学部生や薬学部生など向けのバーチャルトレーニング教材を開発。順天堂大学は日本IBMと産学連携の「メディカル・メタバース共同研究講座」を設け、メタバース技術を使用した新たな医療サービスの研究や開発に取り組んでいる。また駒沢大学は、角川ドワンゴ学園が手がける通信制高校「N高等学校(N高)」「S高等学校(S高)」と共同で、バーチャル空間内でいつでも大学のオープンキャンパスが体験できる「バーチャルオープンキャンパス 駒澤大学」を同高の生徒に向けて提供している。