プラダが新NFTコレクションとNFTプラットフォーム立ち上げ発表

イタリアの高級ブランド、プラダが新しいNFTコレクションを発表した。またNFTプラットフォーム「Prada Crypted」を6月2日にローンチすることも明かした。

NFTコレクションは「Web3.0における創造的なプレゼンスとプロジェクトをさらに拡大する」ものだという。2019年12月からヨーロッパで提供している、毎月第1木曜日に新たなアイテムを24時間のみオンラインストアで限定販売するプロジェクト「プラダ タイムカプセル」で実際に商品を購入すると、NFTが入手できる。

第30弾になるプラダ タイムカプセルは、現代美術家のカシアス・ハースト氏とコラボレーションしたジェンダーニュートラルなブラックとホワイトのシャツで、ハースト氏の代表的なデザインであるマスクとスカルのデザインがあしらわれている。提供されるNFTは、そのシャツをGIF形式のカプセルビデオで表現したデジタル作品。またプラダ タイムカプセルは、22年中にヨーロッパ以外の地域にも展開する予定という。

Prada Crypted は、チャットツール「Discord上」に新たに開設された「プラダの新しいコミュニティサーバー」とのこと。「ファッションやアート、建築、映画、音楽、Web3.0などの世界を結びつけながら、アイデアを交換して、互いに刺激し合う場」と述べている。

ハースト氏とは5月に、プラダのアイコンシューズである「プラダ アメリカズカップ スニーカー」でもコラボレーション。プラダ アメリカズカップ スニーカーをベースにカスタマイズした22種類のシューズコレクションを、全世界で3000足限定で発売している。また1月には、ドイツの大手スポーツブランド、アディダスと世界的なメディアアーティストのザック・リーバーマン氏と共同で、NFTアートプロジェクト「adidas for Prada re-source」を実施。3000個のタイルで1つのキャンバスを作り上げるプロジェクトで、参加者が投稿したNFT画像がタイルとして使用された。