「Coincheck NFT(β版)」がジェネレーティブアート取り扱い開始

2022/05/20

暗号資産取引サービス「Coincheck」を運営するコインチェックは5月19日、提供するNFTマーケットプレイス「Coincheck NFT(β版)」で、ジェネレーティブアートNFT「Art Blocks」の取り扱い開始を発表した。また同日から、対象者に1万円相当分のETHをプレゼントする記念キャンペーンも行う。

ジェネレーティブアートとは、アルゴリズムや数学的手法などから生まれる偶然性を取り入れて作られるアート作品のことで、クリエーターやコレクターからも注目を集めている。

Art Blocksは、このジェネレ-ティブアートに焦点をあて、アートとブロックチェーンの技術が組み合わさったNFTでしか生まれ得ない作品を発行、販売するNFTプラットフォーム。NFTを購入すると、指定されたアルゴリズムに従ってランダムにデザインや色、背景が設定され、偶然性が生み出したオリジナルの作品が完成するという。

キャンペーンでは、25日までの期間内にArt BlocksのNFTをCoincheck NFT(β版)に出品し、10万円以上(売却時のレートで換算)で購入されたユーザー全員に、1万円相当分のETHをプレゼントする。NFTを複数出品し、合計10万円以上になった場合も対象。

Coincheck NFT(β版)は2021年3月にサービス開始。10月にはテレビ朝日メディアプレックスとNFT事業で連携し、同社が保有するデジタルコンテンツなどを活用したNFTのCoincheck NFT(β版)での取り扱いなどを発表している。またコインチェックは3月、マネックスグループの完全子会社Coincheck Group B.V.(CCG)と米ナスダック上場の特別買収目的会社(SPAC)Thunder Bridge Capital Partners Ⅳ, Inc.などと事業統合契約を締結。22年中をめどにティッカーシンボル「CNCK」としてナスダックへの上場を発表した。実現すれば日本の暗号資産取引業者では初となる。