LinktreeにNFT機能追加 OpenSeaと連携で「ギャラリー」公開も

2022/05/19

リンクまとめツールの「Linktree」が5月17日、NFT機能の追加を発表した。追加された機能は、大手NFTマーケットプレイスOpenSeaとも連携している。

Linktreeは、複数のSNSやメディアなど多数へのリンクを集約したページを作成できるサービスで、多数の媒体を使用して情報発信をするクリエーターなどが自分のSNSへ一括で誘導できるとして人気を増している。

追加されたのは、ユーザーが所有するNFTを公開できる「NFTギャラリー」、プロフィル写真や背景画像へのNFTの設定、NFTを所有する訪問者のみにリンクへのアクセスを許可できる「NFTロック」の3つの機能。NFTギャラリーはOpenSeaのURLを使いするか、暗号資産ウォレットを接続すると、所有しているNFTのコレクションが表示されるようになる。NFTをプロフィル写真に設定すると、アイコンが六角形になる。

NFTロック機能は、NFTの契約アドレスを追加することで任意のリンクをロックできる。NFTプロジェクトにとって重要なコミュニティー形成を簡単に行うためのもので、リンク先へアクセスするユーザーを限定的にすることができる。

今後は、OpenSeaのコレクションに互いに閲覧できるリンクの追加も予定。ページの訪問者がリンクにカーソルを合わせると、OpenSeaのページのプレビューが表示されるという。OpenSeaのビジネス開発担当副社長であるRyan Foutty氏は、「この連携により、ユーザーは自分が作成した作品や自慢のコレクションを、Linktree上でワンクリックで目立つように表示できるようになる」と述べている。

SNSでのNFT活用は盛んになっており、5月9日には米Meta(旧Facebook)傘下の「Instagram(インスタグラム)」がNFT対応のテストを始めると、最高経営責任者(CEO)のマーク・ザッカーバーグ氏が明かした。米国のクリエーターやコレクターなどの一部のユーザーを対象に、所有したり作成したりしたNFTをInstagramで表示されるようにするという。またTwitterは1月、一部ユーザーに向けてNFTの画像をプロフィルアイコンに設定できる機能を公開している。