Coinbase、NFTプラットフォーム「CoinbaseNFT」β版を全ユーザー公開

大手暗号資産交換所の米取引所Coinbase(コインベース)は5月4日、NFTマーケットプレイス「CoinbaseNFT」のβ版を全ユーザーに公開した。これまでは閲覧しかできなかったユーザーも、今後は自由に取引が可能となる。

CoinbaseNFTは、Coinbaseが提供するNFTマーケットプレイス。4月20日に公開された段階では、ウェイティングリストに登録したユーザーを順に招待する仕組みだった。コメントや作品の評価機能、他ユーザーのフォローや関連するNFTのリコメンド機能などを備え、ユーザーによるコミュニティの創造をめざすという。

現在は、イーサリアムブロックチェーン上のNFTがメインで扱われているものの、OtherdeedやBored Ape Yacht Club(BAYC)などの人気NFTも取引できる。

暗号資産取引所によるNFTマーケットプレイス開設の動きは相次いでいる。2月にFTXが関連会社を通じてゲームユニット「FTX Gaming」を設立し、ゲーム会社によるNFT発行などをサポートするプラットフォーム「crypto-as-a-service」を提供すると発表した。

Coinbaseは世界100以上の国と地域でサービスを展開し、21年4月には暗号資産取引所として初めてNASDAQに上場。時価総額が1000億円に達したことで話題を呼んだ。21年8月には三菱UFJ銀行と提携し、日本でサービスの提供を開始している。