カタール航空がメタバース「QVerse」提供、3Dのクルーが案内

2022/04/28

中東カタール国営の航空会社、カタール航空は4月27日、VR技術を活用してプロダクトなどを紹介するメタバースサービス「QVerse」の提供を始めると発表した。リアルに再現された3Dのキャビンクルー「MetaHuman」も導入する。

QVerseは、米ゲーム開発会社Epic Gamesのリアルタイム3D作成ツール「Unreal Engine」と、再現度の高いデジタルヒューマンを作成できるクラウドベースのアプリ「MetaHuman Creator」を用いて開発。カタール航空の拠点であるドーハのハマド国際空港でのプレミアムチェックインエリアやビジネスクラス「Qsuite」、エコノミークラスキャビンなどの同社の航空機内をバーチャルで体験することができる。MetaHumanはアラビア語で「空」を意味する「サマ」と命名。サマのナレーションで、ビジネスクラスとエコノミークラスキャビンの特徴を紹介する。3Dのキャビンクルーを導入するのは航空会社では初とのこと。

カタール航空グループのアクバ・アル・バクル最高経営責任者(CEO)は「メタバースにより、物理的な境界はますます大きなスケールで取り除かれ始めている。旅行を愛する全ての人々に、カタール航空のプロダクトやサービスのユニークな没入型体験を可能にするテクノロジーを導入できたことを大変うれしく思う」とコメントしている。カタール航空は、ハマド国際空港を経由し世界145都市に就航。国際的な航空輸送評価機関であるスカイトラックス社より「エアライン・オブ・ザ・イヤー」に選出されている。また同空港も「ワールド・エアポート・アワード2021」にて、「世界のベスト空港」を受賞している。

航空会社では、アラブ首長国連邦(UAE)の航空会社、エミレーツ航空が4月25日、乗客と従業員のためのメタバースとNFTプロジェクトの提供を発表。同社は5年以上前から公式サイトとアプリでVR技術を活用しており、乗客は3Dシートマップから希望する座席の予約手続きを行ったり、チェックイン前の座席を確認したりすることができる。