エミレーツ航空がメタバースとNFTプロジェクトを発足

2022/04/26

アラブ首長国連邦(UAE)の航空会社、エミレーツ航空は4月25日、乗客と従業員のためのメタバースとNFTプロジェクトを提供すると発表した。数カ月以内の提供開始を予定しているという。

エミレーツ航空は5年以上前から、公式サイトとアプリでVR技術を活用。乗客は3Dシートマップから希望する座席の予約手続きを行ったり、チェックイン前の座席を確認したりすることができる。2021年にはOculusストアで独自のVRアプリをリリースしており、フラッグシップ機のA380とボーイング777-300ER ゲームチェンジャーの機内を完全再現。機内ラウンジでアイテムを手にしたり、コックピットの中を探索したりすることなどができる。VRアプリの提供は、航空会社では初めてのケースという。

技術開発には、21年10月から22年3月まで開催されていた中東では初の「ドバイ国際博覧会(万博)」の跡地にあるエミレーツ館を活用する。メタバースやNFT、Web3.0などの世界中から人材から募集し、プロジェクト開発などを行う。

エミレーツ・グループのシェイク・アハメッド・ビン・サイード・アル・マクトゥーム会長は「ドバイとUAEは暗号資産や人工知能、データ保護などの分野で実用的な政策と規制の枠組みに支えられた明確なビジョンを持ち、デジタル経済の道を切り開いている。エミレーツ航空は、未来のデジタル空間がもたらす可能性に期待を寄せ、収益向上やブランド体験の改善、事業効率化につながる先進技術を用いた製品とサービスを開発するため、財務面や人材面で多額の投資を行う」とコメントしている。UAEはデジタル経済の構築と発展のため、ビジネス環境や日常消費者向けサービスに暗号資産やAIなどの最新技術に注力しており、エミレーツ航空の取り組みもその姿勢に沿ったものだという。

エミレーツ航空は、02年に日本に初就航。成田国際空港と関西国際空港からドバイなどへ就航している。