米Amazon CEO、暗号資産やNFTへ期待感も自身は「持っていない」

米インターネット通販最大手Amazon(アマゾン)のアンディ・ジャシー最高経営責任者(CEO)は4月14日、米CNBCのトーク番組「Squawk Box」に出演。Amazonでの暗号資産の扱いや、NFTなどへの見解を明かした。

ジャシー氏は2021年7月、Amazonの創業者ジェフ・ベゾス氏のあとを継いでクラウド部門トップからCEOに就任している。自身はビットコインなど暗号資産を保有していないことを明らかにした上で、Amazonの決済手段に暗号資産をすぐに導入するとは計画していないと述べた。しかし暗号資産やNFTは将来的に、より普及すると考えていると期待感を示した。

Amazonは19年4月、提供するクラウドサービス「Amazon Web Services (AWS)」でブロックチェーンを簡単に作成、管理できるサービス「Amazon Managed Blockchain」を発表。21年3月には同サービスのイーサリアムへも対応も始めている。7月には暗号資産やブロックチェーン技術の戦略策定、製品開発を主導する人材を募集していたが、21年内にも暗号資産を決済手段へ導入するという報道を否定もしていた。しかし22年1月には人気ブロックチェーンゲーム「Blankos Block Party」と連携し、会員制プログラム「Amazon prime」の会員限定のNFTを配布するキャンペーンを展開するなどの動きもみせている。

Amazonはベゾス氏がCEOを務めていた頃から、年に1度「株主への手紙」を発行している。ジャシー氏も14日には初の手紙を公開しており、CNBCの取材を受けていた。手紙では、新型コロナウイルスの感染拡大による外出機会の減少でECの受注が増え、3年分の予測に相当する成長を約15カ月で達成したことなどを報告。また、批判の多い物流施設の作業員の安全確保策の促進などにも触れた。労働市場の逼迫により全米で広がっている労働組合結成の動きを受け、4月に同社の米国初の労組結成が決まったことを意識したとみられている。