LINE のNFTマーケットプレイス「LINE NFT」が提供開始

2022/04/13

LINEの暗号資産事業やブロックチェーン関連事業を展開するLVCは4月13日、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」の提供を始めた。吉本興業による限定動画や人気アニメ作品など、さまざまなジャンルから約4万点のNFTを順次発売する。

LINE NFTは、通話アプリ「LINE」のアカウントから簡単な操作でNFTが購入でき、ユーザー間でNFTを取引する二次流通も可能。決済や出品にはLINE Payが利用できるため、手軽にNFTが取引できる。購入したNFTは、ユーザーがLINEアカウント一つで手軽にNFTなどを管理できるウォレット「LINE BITMAX Wallet」で保管できるため、所有するNFTを手軽にLINEの友だちと交換したり、送りあったりすることができる。

取り扱われるNFTは、吉本興業ホールディングス所属の人気芸人のネタをNFT用として撮りおろした限定NFT動画「よしもとNFTシアター」や、人気アニメ作品「機動警察パトレイバー」の30周年突破記念展で制作されたジオラマアート作品など。20日からは、体操男子個人総合で2012年ロンドン、16年リオデジャネイロの両五輪連覇、世界選手権を6連覇し1月に引退を発表した内村航平さんの引退記念NFTや、漫画家のやしろあずきさんのオリジナルNFTなどの販売が予定されている。

また、ローンチを記念した「LINE NFTのアカウント開設でもらえる!当たる!『NFTで宝くじキャンペーン』」を開催。LINE NFTのアカウント開設後にもらえるリリース記念NFTに付与された宝くじの番号をもとに、プレゼントがあたる。15日からは、公式Twitterをフォローして該当投稿をリツイートすると抽選でプレゼントがあたる「『#今日からLINEでNFT』Twitterキャンペーン」も行う。

今後は、NFTを持つことによる楽しみを感じられるような場の提供も目指す。LINEが運営するキャンペーンプラットフォーム「LINEで応募」などのLINEの他サービスとの連携や、購入特典やキャンペーン景品などとしてNFTを付与する機会を増やし、LINEのプロフィルへのNFT設定や、現在国内で約600万セット以上が発売されているLINEスタンプでも、NFTを活用する予定。

LINEは18年、ブロックチェーンの研究、開発を行う「LINE Blockchain Lab」を設立。LINEで開発・運営するブロックチェーン「LINE Blockchain」上で簡単にNFTトークンの発行などができる環境や、LINE BITMAX Walletなどを提供している。3月には、LINE傘下でNFTプラットフォーム事業を手がけるLINE NEXT Inc.がNFT発行や取引環境の開発へ、ソフトバンクやNAVERなど26社との提携を発表している。