伊ランボルギーニ、最後のアヴェンタドールとNFTをオークションへ

2022/04/09

イタリアの高級車ブランド、ランボルギーニは4月19日に、スーパーカー「アヴェンタドール」の最新モデル「Aventador LP 780-4 Ultimae(アヴェンタドール LP780-4 Ultimae)」のクーペの最後の生産者とNFTを、オークションハウス大手サザビーズで発売する。1台限定でオンラインで開催。

ランボルギーニは2023~24年の全ラインアップの電動化を進めており、約10年生産されたアヴェンタドールシリーズも生産終了を予定されている。Aventador LP 780-4 Ultimaeは、ランボルギーニで最高の性能の市販車向けV12自然吸気エンジンを搭載するスーパースポーツカーで、クーペは350台、ロードスターが250台の限定生産モデルになっている。

オークションはランボルギーニにとって初の、スポーツカーとNFTをリンクさせたものになるとのこと。NFTクリエーターのKrista Kim氏、アーティストのSteve Aoki氏とコラボレーションしたNFTは、今後発売予定のランボルギーニの限定モデルのバーチャルプレビューや、ランボルギーニミュージアムのプライベートツアー、両氏のバーチャル「ミート&グリート」などが体験できる。

ランボルギーニ会長兼最高経営責任者(CEO)のStephan Winkelmann氏は「ランボルギーニとNFTのコミュニティーは多くの価値観を共有しており、非常によくマッチしている」とコメント。「このオークションは、誰も到達したことのない本当の意味での初めての道。私たちにとって非常に特別なものになる」と述べている。

ランボルギーニは1月、初のNFTプロジェクトを発表。「To the Moon(月へ)」をテーマに、19年に共同開発プロジェクトの一環で国際宇宙ステーションへと送った最先端のカーボンファイバー複合材料を一部使用した「Space Key」を5つ限定で制作し、オークションに出品している。

またイタリアの高級自動車メーカーのアルファロメオは2月、SUV「2023 Alfa Romeo Tonale」を対象に自動車メーカーで初めて、メンテナンス記録にNFTを活用し追跡、保存することを発表している。