【速報】K-POPアーティストNFT動画を無料配布 Animocaと韓国芸能プロの合弁会社

Anicubeのウェブサイト。デジタルウォレットへの接続を促している

香港を中心に事業を展開するWeb3.0企業Animoca Brands(アニモカブランズ)と韓国の芸能プロダクション・CUBEエンターテインメントによる合弁会社「Anicube」は4月5日、K-POPアーティストが出演するNFT動画を無料でエアドロップ(配布)すると発表した。

CUBEエンターテインメントには、BTOBやPENTAGON、(G)I-DLEなどのK-POPの人気アーティストが所属している。エアドロップの対象となるNFT動画には、CUBEの所属アーティストの出演シーンが含まれることになる。Anicubeは、世界的な注目を集める韓国のポップカルチャーをベースに、NFTを活用した音楽メタバースの構築を目指している。

エアドロップの希望者は、5日午前11時(日本時間)から15日午前11時までの間に、Anicubeのウェブサイトにアクセスし、デジタルウォレット「MetaMask」のアドレスとAnicubeのアカウントをリンクさせる必要がある。

その後、18日までに、ポリゴンチェーン上でミント(生成)された動画のNFTが、対象のユーザーにエアドロップされる。このNFTの所有者は、Anicubeが今後メタバース内で展開するさまざまなイベントやサービスを利用できるようになる予定だ。

CUBEエンターテインメントは3月に、Animoca Brandsの子会社であるメタバース企業「The Sandbox」と業務提携したことを発表。仮想空間の運営とデジタル資産の開発を通じて、韓国の文化を世界に広げていくとしている。

他にも韓国のポップカルチャーがWeb3.0の世界に進出する動きが見られる。2021年11月には、K-POPグループ「BTS」が所属する芸能プロダクション「HYBE(ハイブ)」が、韓国の暗号資産取引所「Upbit」と提携してNFT事業に参入することが明らかになり、話題を呼んだ。