J-WAVEがNFT活用した次世代アーティスト発掘&育成プロジェクト

2022/04/04

ラジオ局のJ-WAVEは4月1日から、NFTを活用した新人アーティストの発掘と育成プロジェクト「J-WAVE MUSIC ACCELERATOR PROGRAM(MAP<マップ>)」を始めた。将来性のある次世代アーティストが制作したデモ音源をNFTとして国内外のマーケットプレイスで販売する。ラジオのオンエアと動画配信を通じ、アーティストたちが成長していく過程についても公開していく試みだ。

音楽シーンのデジタル化が進み、アーティストは従来の音楽家の枠を超え、ブランディングやマーケティング、ビジュアルコンセプトまで幅広く手掛けるスキルが必要とされている。J-WAVEはアーティストを「スタートアップ」とみなし、大企業がスタートアップを支援・育成する仕組み「アクセラレータープログラム」になぞらえてMAPを実施するという。

同局とプロデューサー、クリエーター陣がメンターとなり半年間かけてアーティストを育成する。 メンターには、同局の「INNOVATION WORLD」ナビゲーターで開発者、開発ユニット「AR三兄弟」の川田十夢氏らが参画。俳優の小橋賢児氏、同ナビゲーターでASIAN KUNG-FU GENERATIONの後藤正文氏なども協力者に名を連ねる。

プロジェクト期間中、アーティストは3~4曲のデモ音源を制作し、NFT化して国内外のマーケットプレイスで販売。販売収益は手数料などを除いて次のデモ音源制作費に充当できるという。

本来のアクセラレータープログラム同様、成果を発表する「デモデー」も実施。10月22~23日の2日間、六本木ヒルズで開催する音楽とテクノロジーの祭典「J-WAVE INNOVATION WORLD FESTA (イノフェス) 」のメインステージで、ライブパフォーマンスを披露する。

対象アーティストはプロ・アマや年齢、国籍は不問で、バンドやシンガーソングライター、ラッパー、VTuberなど形態もジャンルも制限なしとのこと。5月8日まで募集を受け付けている。