デビッド・ベッカム氏がブロックチェーン企業のアンバサダーに就任

イングランド・プレミアリーグのマンチェスター・ユナイテッドなどで活躍した元イングランド代表MFのレジェンドで起業家のデビッド・ベッカム氏が、ブロックチェーン企業のDigitalBits Projectのグローバルアンバサダーに就任したことがわかった。DigitalBitsブロックチェーンの変革力を世界中の消費者やブランドなどに伝える役割を担うという。

ベッカム氏が3月24日に、自身のインスタグラムで発表した。DigitalBits Projectはセキュリティーや速度、コスト削減を重視したブロックチェーンプロトコルで、アーティストやアスリート、企業などが作成したNFTなどのデジタル資産をブロックチェーンでトークン化できる。DigitalBits Projectは主にブランドでの活用が目的のブロックチェーンのため、ベッカム氏は過去に提携した経験のある大手スポーツブランドの独アディダスや高級車ブランドの伊マセラティなどとの豊富な経験や関係を活用する予定という。

ベッカム氏は「世界中のファンとつながる新しい方法を常に模索している。(アンバサダー就任は)オンラインでファンに新しい体験を提供する大きなチャンスだと感じた。最高のチームと仕事をすることに誇りを持っており、将来的にはNFTやさらなるイノベーションに取り組むことにとても興奮している」とコメント。またDigitalBitsブロックチェーンの創設者であるAl Burgio氏は「ベッカム氏と協力して、ブロックチェーン技術の変革力を世界中の人々に伝え、真の可能性を理解できるように支援することを楽しみにしている」と述べている。

2002年に行われたワールドカップ(W杯)日韓大会にイングランド代表として出場し、日本でも人気の高いベッカム氏は、13年の現役引退後はビジネスパーソンとしても活躍。恵まれない子供たちを支援、保護するなどの慈善活動にも熱心で、20年近くの間、国連児童基金(ユニセフ)の親善大使も務めていた。3月には、ビクトリア夫人とともに、ロシアから侵攻を受けるウクライナの子供たちへ100万ポンド(約1億2300万円)を寄付したことを明かしている。