新庄監督がNFT、レスリー・キーとコラボ アスリート特化型マーケットプレイスで

アスリートのNFT商品を企画、プロデュースするNFTマーケットプレイス「META ALL-STARS」が3月22日、サービスを開始した。第1弾として、プロ野球北海道日本ハムファイターズの新庄剛志監督を著名写真家レスリー・キー氏が撮影したコラボシリーズのNFTなどを発売する。

META ALL-STARSでは、引退したレジェンドアスリートを含むスポーツ領域で活躍するスターたちのNFT商品を手がける。NFTを通じ、全てのアスリートとともにスポーツと世の中を盛り上げることを目指すという。アスリートのメモリアルシーンの画像や動画シリーズの「The Graphics」、アスリートの名言など言葉をベースにしたシリーズ「The Quotes」、アスリートとさまざまなクリエーターがコラボするアートシリーズ「The Collabs」、アスリートの内面や人間性にフォーカスしたポートレイトシリーズ「The Portraits」、写真や映像をリマスターしたドキュメンタリーシリーズ「The Documentaries」の、5種類のNFTコンテンツを提供する予定。


第1弾の新庄氏のNFTは「The Graphics」「The Quotes」「The Portraits」の3種類計22種類が販売。うち「The Portraits」は、サービス開始日に開催された新庄氏をゲストに招いた記念イベントで、レスリー・キー氏が撮影し新庄氏がセレクトして、その場でリアルタイムにNFT化されたコンテンツを提供する。

販売方式は定額での抽選販売とオークション方式の2通りで、最低価格は3000円から。購入後は大手NFTマーケットプレイス「OpenSea」などの対応マーケットプレイスで再販も可能。売り上げの一部は新たに設立された、新庄氏の愛称「ビッグボス」にちなんだ「BIGBOSS基金」を通じ、未来のアスリートを支援する活動に使われるという。

新庄氏は21年12月、暗号資産取引所「BITPOINT」のブランドアンバサダーに就任。契約金の一部は暗号資産で受け取っていることを明かしている。また、今後のNFT発行にも意欲を示しており「札幌ドームの開幕戦で実施予定のサプライズが世界初の試みとなるので、NFTにして世界に発信したい」とコメントしている。

プロ野球界では2021年9月に国内で初めて、埼玉西武ライオンズとパ・リーグ6球団が出資するパシフィックリーグマーケティングが西武の栗山巧選手の通算2000安打達成を記念したコンテンツをNFT化し販売。 11月に横浜DeNAベイスターズが主催試合の名場面16種のNFTを販売しているほか、12月にはパシフィックリーグマーケティングがフリマアプリを運営するメルカリと共同で、NFT化したプレー映像やメモリアルシーンなどの動画コンテンツ販売を発表している。