博報堂DYメディアパートナーズら3社、NFT活用専門プロジェクト発足

2022/03/08

博報堂DYメディアパートナーズ、博報堂DYスポーツマーケティング、博報堂DYミュージック&ピクチャーズの3社は3月7日、野球やサッカー、バスケットボールなどのスポーツと、映画やアニメ、音楽をはじめとしたエンタテインメントの映像や写真、音声などの情報資産を活用したビジネスを推進するプロジェクト「Hakuhodo DY Play Asset」を発足した。NFTビジネスや開発、今後のメタバース展開などの新たなサービスやプロダクトを専門チームとして創発していくという。

IP・コンテンツホルダーのビジネスおよびマーケティングパートナーとして、NFTを活用した次代型サービスの企画や開発を推進し、コンテンツの新たな価値の創造や多様なコミュニケーション効果の創出を目指す。博報堂DYメディアパートナーズグループのNFビジネスにおける戦略立案やプラットフォーム開発、外部マーケットプレイスの連携、マーケティングやクリエーティブ、法規制対応などを手がけるという。

博報堂DYメディアパートナーズは2月から「熱狂のテイクアウト」をコンセプトに、プロスポーツ競技団体や放送局の有する映像コンテンツを活用し、グッズやアイテムなどをデジタルコンテンツとして提供する独自プラットフォーム「PLAY THE PLAY」を展開。その第1弾として、サッカーJリーグの動画トレカ「PLAY THE PLAY for J.LEAGUE」を発行、販売している。また今春には、エンタテインメントやアニメ領域を主軸としたNFTマーケットプレイスの展開も予定。イーサリアムレイヤー1上でオークションや抽選での販売を行う「1 of 1 NFT」と、Polygonのレイヤー2上で手頃な価格で販売する「FUN GOODS NFT」の2種類のNFTを取り扱う。以降も二次流通や、さまざまな企業やサービス、アーティストと協働したNFT提供を予定している。

3社は「IP・コンテンツホルダーとともに、ファンがより楽しめるNFTを活用した新たな事業、サービスを生み出しいく。ファンとの双方がワクワクするような保有体験、新たな自己表現やエンゲージメントの構築など、デジタルコンテンツの多様な価値・効果の創出を目指す」とコメントしている。