サイバーエージェント、メタバース店舗の開発子会社を設⽴

2022/02/28

サイバーエージェントは2月25日、メタバースでの企業の販促活動をサポートするバーチャル店舗開発に特化した子会社CyberMetaverse Productions(サイバーメタバースプロダクション)を設立し、仮想店舗の開設や接客サービス、運営などを支援すると発表した。

リアル店舗やEC(電子商取引)とは異なる新たな販売チャネルとして、メタバース空間におけるバーチャル店舗のあり方を確立し、NFTを活用したデジタルコンテンツ制作や独自の暗号資産発行支援まで一貫して対応する。

サイバーエージェントはこれまで、小売企業のDX推進へ販促データ基盤の構築や新たな広告事業の立ち上げ支援など、リアル店鋪とデジタルを横断した購買の提供に取り組んできた。フォトグラメトリー技術や、CG制作を強みとする傘下のCyberHuman Productionsで、メタバースにおけるバーチャルイベント企画制作やデジタルヒューマンの制作などを実施。また研究開発組織「AI Lab」で深層学習を用いた3DCGモデル生成やロボットによる遠隔接客の研究などを行ってきた。

CyberMetaverse Productionsではそうした技術を生かし、既存のメタバースプラットフォームを活用だけでなく、企業やブランドの世界観を表現する場としてオリジナルのメタバース空間構築も支援。実店鋪のような写実性のあるバーチャル店舗から、アニメ調のキャラクターデザインまで、企業ブランディングに合わせたメタバースの商空間を作ることができるという。NFTを活用したオリジナルのデジタルアイテムの制作販売や、NFTや独自の暗号資産を用いたロイヤリティープログラムの構築なども行う。

また、バーチャル店舗における店員アバターの接客サービスも提供。企業の社員による遠隔接客や対話技術を用いたAI接客アルバイターの派遣など、多彩な接客に対応する。サイバーエージェントが2021年にリリースした、著名人のデジタルツインをキャスティングするサービス「デジタルツインレーベル」などの技術を活用し、店員のアバターは現実の人間と違和感のない写実的なCGモデルで制作が可能という。

メタバース内での企業の販促支援としては、人材サービスのパーソルグループが1月、メタバースデザイン事業部を設置し、メタバース上の接客や販売、出店支援などを手がけると発表している