米ニューヨーク証券取引所がNFTマーケットプレイスの商標を申請

米ニューヨーク証券取引所(NYSE)は2月16日、NFTや暗号資産などのオンラインマーケットプレイス「NYSE」の登録を米国特許商標庁に申請した。もしNYSEが新しいマーケットプレイスを立ち上げれば、1月にも資金調達し企業評価額が133億ドル(約1兆5400億円)と評価された大手NFTマーケットプレイスのOpenSeaなどと競合することになる。

NYSEは2021年4月、「注目すべき」6銘柄の初取引を記念して、最初のNFTを発行している。担当者によると、当面はNFTや暗号資産の取引を開始する計画はないというが「新製品とその商標への影響を定期的に検討し、それに応じて当社の知的財産権を保護している」とも述べている。

NYSEは2月10日にも「仮想およびデジタル資産、アートワークの買い手、売り手、取引者のためのオンライン市場」の提供のため、米国特許商標庁へ申請している。また、「仮想現実、拡張現実、複合現実のソフトウェア」を提供しメタバースにも参入する可能性があると申請しているという。