「面白法人カヤック」がメタバース専門部隊を設立、本格的に注力へ

2022/02/15

東証マザーズ上場のIT企業カヤックが2月14日、新規事業を創出するOC事業部(その他サービス事業部)に、新たにメタバース専門部隊を設立した。本格的にメタバース関連に注力する。

カヤックは、サイコロを振って出た目で手当額を決める「サイコロ給」といったユニークな制度を導入し、「面白法人カヤック」の通称でも知られる。これまでにもプレイステーションVR向けに開発した「傷物語VR」や、小学館と企画・製作した次世代VRアニメ「からかい上手の高木さんVR」などメタバース関連のさまざまなコンテンツやサービスを開発。全てのコンテンツ企画製作に携わってきたクリエイティブディレクターの天野清之氏をリーダーに任命し、メタバースやAI、NFTなどの先端技術を活用した新しいエンターテイメントの提供を目指す。

「からかい上手の高木さんVR」は、2021年にMetaが発表した「ベストオブ2021年 日本版」のストーリー体験部門にも選出。カヤックは「マンガやアニメ、ゲームといった日本のコンテンツやカルチャーの中で生まれるインタラクティブな体験は世界でも通じる純度の高い資産だと考えている。バーチャル空間で日本ならではのコンテンツ体験・システム開発を行うことで、クオリティーの高い世界を実現する」と述べている。