米Metaがメタバース上のセクハラ対策 パーソナル距離設定できる新機能
西沢 裕子
2022/02/07
旧Facebookの米Metaは2月4日、同社が運営するメタバース「Horizon Worlds」と「Horizon Venues」向けに、アバターの周囲にパーソナルな距離を設定できる「Personal Boundary」機能を発表した。メタバース上でのセクシャルハラスメントを防止する。
Personal Boundaryは、自身と他のユーザーのアバターとの間に約1. 5メートルの距離があるように設定される。アバターがそれ以内に近づくことを防ぎ、よりパーソナルな空間を作り出すことで、不要な交流を避けることが容易になる。Personal Boundary内に入ろうとすると、システムにより停止される。
すでに導入されている、他人のアバターの手が、誰かのパーソナルスペースに侵入するとその手が消える「ハンドハラスメント対策」を応用したもの。Personal Boundaryは常時オン設定になっているため、アバター同士でハイタッチなどをする場合は腕を伸ばす必要がある。また将来的には、Personal Boundaryの距離のカスタマイズなどの追加も検討しているという。
英デイリーメールによると2021年末、Horizonで女性のユーザーが複数の男性アバターにつきまとわれ触れられる被害があった。メタバース上の性的いやがらせや性差別、人種差別などが目撃されることもあったという。Metaは「Personal Boundaryは、VRが人々の快適な交流を支援する可能性を示す強力な例であると信じている。これは重要なステップで、人々がVRで快適に過ごすための新しい方法を試し、探求し続ける」と述べている。
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