パーソルがメタバース事業部 制約なく働く選択肢増やす

人材サービスのパーソルグループで営業支援や店舗・販売支援の人材派遣、アウトソーシング事業を手掛けるパーソルマーケティングがメタバースデザイン事業部を設置した。プライスウォーターハウスクーパース(PwC)コンサルティングと協業し、VR人材のニーズ対応を目指す。

メタバース市場の成長により、今後は仮想空間上で営業や販売を行うVR人材のニーズも高まると考えられることから、同社のリアルでの人材サービスの知見などを生かし、メタバース上の「接客・販売」「案内・運営」「出店支援」「誘致支援」「アバタースタッフ育成支援」を手がける。PwCコンサルティングが事業展開や環境構築を支援する。求職者にとっても、メタバースの活用で年齢や性別、勤務地や時間、病気・障害の有無などの制限を受けずに働ける選択肢を増やすことが可能になるという。

人材サービス業界では、パソナグループが遠隔地からアバターを使って販売や営業などの対人接客業務を行うアバター人材派遣業務を2021年末から始めている。