熊本県天草市が「メタバース計画」、観光×VRで地域活性化

2022/01/27

熊本県天草市は、メタバース時代をけん引する人材を育成し、地域を元気にするプロジェクト「天草メタバース計画」を始めた。天草市の持つネームバリューと良質なコンテンツである「観光(アナログ)×VR技術(デジタル)」を融合させ、ハイクオリティーな「天草」を発信し、ブランディングに活用する。

プロジェクトでは、物理的に離れている地域間をメタバースでつなぐことで、新しい観光や物販、仕事を創造。バーチャルとリアルを融合させた「VR/AR観光体験ツアー」コンテンツの開発や、メタバース上で接客や案内をする「アバターガイド」の指導、高校生から参加可能な「VRエンジニア」の育成を行い、地元の雇用を促進する。第1弾としてアバターがガイドする「VR観光ツアー」を2022年夏のリリースを予定している。

VRやAR、XRの研究開発施設「パララボ」を企画、運営するparalrealを誘致、提携。1月11日には馬場昭治市長と大仁田英貴代表との協定締結をバーチャルでも同時に進行するイベント「メタバース調印式」イベントも行った。馬場市長は「最先端の技術を活用し、若者が活躍できる新たな産業・雇用の創出を期待している」と述べている。