米AP通信が報道写真のNFTマーケット開設、ピュリッツアー賞作品も登場

NFT化されるピュリッツアー賞 受賞写真

米AP通信は1月10日、NFTマーケットを開設し、同社の撮影してきた報道写真の一部をNFT化して販売すると発表した。31日から公開される予定で、数週間にわたり、宇宙、戦争、気候などから特定のAP写真家に焦点を当てたものまで、多様な作品が公開される予定だ。

開発は、ブロックチェーン技術企業のXooaが担当し、ブロックチェーンのPolygon(ポリゴン)上で発行される。二次流通にも対応し、将来的には仮想通貨取引のBINANCE(バイナンス)やCoinbase(コインベース)での取り扱いも予定している。

AP通信は昨年10月に、仮想通貨取引所のBinanceが運営するマーケットプレイスで、歴史的な瞬間を伝える報道写真のNFTシリーズを発売。NFT事業に積極的に取り組む姿勢を見せている。

NFT事業の収益については、事実に基づく偏見のないジャーナリズムの資金源として還元するとしている。