NFTマーケットプレイス「LINE NFT」来春スタート 日本円決済でガス代なし

LINEのブロックチェーン関連事業を展開するLVCは、NFT総合マーケットプレイス「LINE NFT」を来春に開始する。

2021年6月から「LINE BITMAX Wallet」内のサービスとして提供している「NFTマーケットβ」を新たに独立させ、一次販売サービスや日本円決済の導入など、機能を拡充させた総合マーケットプレイスとしてサービスをスタートする。

「LINE NFT」の新機能により、LINE Blockchain上で発行されたNFTの1次販売から2次流通までをワンストップで行うことが可能になる。国内で8900万人が利用するLINEアカウントで登録可能なデジタルアセット管理ウォレット「LINE BITMAX Wallet」で管理・保管するため、日本円で決済でき、ユーザー同士で簡易に売買できるほか、LINE友だちと交換やプレゼントしたりすることもできるという。

多くのNFTマーケットプレイスが採用しているイーサリアム・ブロックチェーンをベースにした取引では「ガス代」と呼ばれる手数料が高騰し、ユーザーの取引を抑制する要因になっていた。LINEの独自ブロックチェーン「LINE Blockchain」上では、このガス代なしで取引が可能になるという。